「無痛分娩って高いんでしょ?」
「麻酔って怖くない?」
「ちゃんと産んだ気になれる?」
妊娠中、私も死ぬほど調べました。
結論から言います。
無痛分娩、最高でした。
もっかい言います。
無痛分娩、最高でした!!!!!
「痛みに耐えてこそお母さん」とか、
そのような考えはアタクシ持ち合わせておりませんので、
痛みに耐えることに意味を見出したい人は他のブログへどうぞ。
私は、感じなくてよい痛みを減らせる選択肢があるなら使う派です。
今日は、そんな私のリアルな無痛分娩レポをお届けします。
なぜ無痛分娩を選んだのか
理由はシンプルで、
「痛みを減らせるなら減らしたい」 それだけです。
よく
「自然分娩の方が産んだ実感がある」とか、
「赤ちゃんへの愛着が湧きやすい」とか、
「人生に一回くらい自然分娩経験してみたい」とか、
言う人いてますけど私には全くピンときませんでした。
むしろ、体力を温存して産後の育児に備えたかった。
シンプルに痛いのに耐えるの嫌やった。
出産という一大イベントを、
できるだけ冷静に、自分らしく乗り越えたかった。
体力ゴリラを自称する私ですが、
「使えるモンは全部使う」主義です。
無痛分娩を選ぶことに、一切の迷いはありませんでした。
費用の内訳【総額80万円・手出し30万円】
気になる費用の話から先にしましょう。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入院・分娩費用(無痛分娩加算含む) | 約 80万円 |
| 出産育児一時金(国の補助) | - 50万円 |
| 実質の手出し | 約 30万円 |
「80万円!?高っ!!」
と思いましたか?
わかります。私も最初そう思いました。
でも、
出産育児一時金として国から50万円が支給されます。
(2023年4月から42万円→50万円に増額されました)
これは直接病院に支払われる「直接支払制度」を使えば、
自分で立て替える必要もありません。
つまり、実質の手出しは約30万円。
いや、それでも高いわ。
世の中には手出しなしで出産される方もいらっしゃると聞きますから。
支給される50万円でお釣り来るゆう方もいらっしゃると聞きますから。
無痛分娩の加算費用は病院によって異なりますが、
私の場合は自然分娩との差額が10〜15万円程度でした。
「15万円の手出しで、あの痛みから解放されるなら安い」
と今でも思っています。
『え?差額30万やろ?15万は麻酔代としても残りの15万は?』
入院中の個室オプションやら
フレンチのお祝い膳やら
エステやら重課金しました(⌒∇⌒)イェイ
ありがとう、旦那(⌒∇⌒)
出産前日〜入院まで
ここからは出産当日までのレポを書いていきますね。
1月25日(土):出産予定日の検診
朝イチの検診で「子宮口1センチ、まだまだやで〜」と言われる。
2月2日まで生まれなかったら入院して誘発しましょう、とのこと。
育休取得予定の夫が
「月曜日に生まれてくれると
土日からそのまま連休みたいな気分なるから嬉しいなぁ」
とかなんとか言っていたので、
なんとなーく27日(月)を目標に、
その日まで毎日1万歩を目安に歩き続けました。
ミナミまで買い物に行って1万3千歩。
でっかいお腹してえらすぎ。
1月26日(日):前駆陣痛スタート
朝3時ごろ、不規則な子宮収縮で目が覚める。
「前駆陣痛か??」と思いながら陣痛カウンターをセット。
30分とか15分とか間隔がバラバラで、
陣痛ではなさそう。
でも、痛さはスマホを触れないレベル。
プランクとかインナーマッスル鍛えるときの
「耐える系筋トレ」のイメージで、
細く長く息を吐いていたら大体40秒で痛みが過ぎ去る。
「よっしゃ陣痛の練習や」と意気込みながら、
痛みと寝たり起きたりを繰り返す。
朝10時過ぎに起きたらポケカを買いに行く。
売り切れてた。
ナンジャモ欲しかった。
日中はアニメを見ながら編み物。
たまーに痛い前駆陣痛あり。
「目を上に向けてベロを出すといい」という情報を試してみたけど、
全然変わらんかった。
シンプルに細く長く息を吐くだけで充分。
夜は2日目のカレーを食べてお腹を満たす。
ゴールデンスパイスとバーモントを合わせたビーフカレー、
めちゃくちゃうまかった。
1月27日(月)深夜〜:本陣痛へ
12時ごろベッドに入ったら、
また不規則な子宮収縮。
前日もゆっくり寝れていなくて眠かったけど、
痛くて眠れない。
暗闇の中でひたすら息を吐く。
3時ごろから、
ベッドで寝転がっているのがしんどくなり、
リビングのソファで座りながら耐える。
4時ごろから痛みの間隔が短くなってきて、
「あれ、本陣痛なるんじゃね?」
と嬉しくなりながら息を吐く。
5時ごろ、ついに10分間隔に。
でもここで謎のプライドが発動する。
「ほんまにこれって10分間隔なんかな?
前駆陣痛やのに病院行って
弱い前駆陣痛で駆け込んできはったって思われんの恥ずいな?
もうちょい痛みに耐えれる人間て思われたいな??」
…そこから1時間、耐えた。
流石にこれは痛いやろと思い、
電話する前にトイレに行ったら出血があってさすがに焦る。
6時に病院に電話したら
「8時になったら来ていいよ〜」と言われ、
7時半まで家で耐える。
夫が背中をさすってくれたけど、
めちゃくちゃいいとこをさすってくれる時と、
「どこさすっとんねんこっちは痛いんじゃ」という時があって、
思わず八つ当たり。
悲しい顔でこちらを見ながらココアを飲む夫を見て
申し訳なく思いつつも、
構ってられへんぐらい痛くなってきて、
ひたすら長く長く息を吐く。
麻酔〜出産まで
1月27日(月) 8時:病院到着
5歩歩いて止まる、を繰り返しながら何とか病院へ。
NST(赤ちゃんの心音を測るもの)をつけてもらったら、
「全然お腹張ってないですよ?一回家帰りますか?」
と看護師さんに言われる。
まっじで?こんな痛いのに???
内心「私は痛みに弱い人間か、トホホ」と、
思いながら内診してもらったら、
先生が突然バタバタし始める。
「まって、子宮口7センチ開いてんやん!!すぐ麻酔して!!!!」
さっき帰る?って言ってきた看護師さんが、
「ちゃんとNST取れてなかったぽい!
7センチはめっちゃ痛いやろ!ごめん!」
と謝ってくる。
心の中で「F***」と思いながら、
麻酔の準備が始まるのを待つ。
1月27日(月)11時半:麻酔処置完了
背中に硬膜外麻酔を刺すために、
陣痛の波の合間に背中を丸める。
さっき「帰る?」と言ってきた看護師さんが
腰をマッサージしてくれて、
これが神がかり的に気持ちよくて、
さっきのことを許した。
麻酔が入ったあと、
保冷剤を体に当てて効き具合をテストされる。
「ぜーんぶ保冷剤冷たいです」と答えたら、
先生がまたバタバタし始める。
先生、ずっとバタバタしてる。
「麻酔が効きにくいタイプかもしれない」
とのことで追加で調整してもらう。
時間が経つにつれて段々と感覚が鈍くなり、
太ももの保冷剤の感覚もなくなってきた。
そうして私は天を拝んだ。
麻酔、神。まじで神。拝む。
この時点で子宮口8センチ。
めちゃくちゃ順調。
内診も全く痛くない。
ウレピィ!!!!!
1月27日(月)13時〜14時半:ウトウトしながら全開大へ
痛みがゼロになったのでウトウトし始めたら、
陣痛の間隔が開いてきて誘発剤を追加。
麻酔の影響で体温が38度まで上がり、
お腹が痒くてボリボリかく。
※麻酔による発熱・痒みはあるあるらしい。
夫はずっとスタンバイしてくれていて、
家族全員に私の状況をリアルタイムでシェアしてくれていた。
仕事ができる。
14時半、子宮口全開大。
夫を呼ぶ。
1月27日(月)15時:分娩室へ
分娩室のモニターでラプンツェルが流れていた。
視力0.01の私には、
髪の長い人間が画面内にいることぐらいの情報量しかない。
夫が入ってきて、緊張しているのがわかる。
「もうすぐで会えるな!」とかなんとか
少し話していたら、突然パァン!!! と破水。
先生達も「ワァ!!!!」となって夫が一旦退場。
私は「破水スゲー!」と思いながらラプンツェルを見ていた。
今思い返したらこの辺めっちゃ冷静。
助産師さんに
「次の陣痛でいきむ練習してみようか!」
と声をかけられ、
「ハイ!!!」
と元気よく返事。
そこから1回目の陣痛で、
何万回もしたイメトレ通りに
ふぁ~~~~~~っといきんでみたところ、
「上手!上手だわあ!」と助産師さんべた褒め。
何を隠そう、こちとら万年便秘。
硬い便を出すための気張るプロ。
そらいきむの上手いに決まってる。
心の中でドヤる。
※今思うとバースプランに
できるだけ褒めちぎってくれとかいたから、
ほめてくれたのは絶対そのおかげ。
4回ほど気張ったところで
「やばい!でてくる!旦那さん呼んで!!」
と助産師さんが叫ぶ。
構わず私は気張る。
周りに構ってられんぐらい、
この股の違和感を早く放出したいという気持ちに駆られてた。
夫が入ってきて頭を支えてくれた。
楽やわ、ありがとう、と思いながら気張る。
そこから追加で4回気張ったぐらいで、
スポーンとなんか出た感覚がやっと出てきた。
人間が股から出てきた、、、!!!!
外界に出てくるなり爆泣き大暴れの娘。
あまりの大声に助産師さん達が笑ってた。
分娩台の上にいたのは30分ぐらい。
文字通りのスーパー安産。
出産直後
胎盤を出して、
少し切ったお股を縫ってもらって、
体を拭いてもらう。
感動よりも達成感の方がまだ強い。
きれいにしてもらった娘を抱っこさせてもらう。
ちぃちゃぁい!!!かわいーーーー!!!
その感情以外わいてこんかった。
3人で写真を撮ってもらって、
次は夫が抱っこする番になった。
夫が娘を抱っこして顔を見るなり、
目からじわーっと涙が出てきた。
あの涙をめったに見せない夫が。
感情なんてものを持ち合わせていないはずの夫が!
その姿を見て、
「この人とこの幸せを味わえて、人生で一番幸せな瞬間やな」
と思って私も涙が出た。
夫と結婚してよかったと、
心から思った。
レポ、以上。
無痛分娩を選んで良かったか?正直な感想
100点満点で、120点です。
麻酔が効きにくいタイプだったこと、
麻酔後に熱が上がったこと、
出産後は血圧上がりすぎて点滴が外せなかったこと、
など想定外のこともありました。
でも、それを差し引いても余りある体験でした。
「産んだ実感がなくなる」という心配は全くの杞憂でした。
娘がスポーンと出てきた瞬間の、
「人間が股から出てきた!!!」という感動は、
痛みがあってもなくても変わらないと思います。
検診で人間が体内にいることを実感してはいたけど、
いざ出てきよるとまじでたまげる。
今、無痛分娩を迷っているあなたへ。
痛みを選ぶ理由がないなら、
無痛分娩を選んでいいと思います。
もちろん金銭面の話もあるので、
一概にすべての人にオススメって話じゃあないけど。
「お母さんなんやから痛みに耐えるべき」なんて、
誰が決めたんでしょう。
まじであんなん気失うって自然分娩したら。
でも、
「こんな痛みに耐えることができたんだから、
今後の人生絶対大丈夫って思いたい」
みたいな人は自然分娩選んだらいいと思います。
その辺どう考えるかは人それぞれなので。
ただ、
ほんまに神がかってたこの体験を、
より多くの人に体験してほしくて、
この感情をシェアしたくて、
みんな無痛分娩経験してみてくれと思いますね。
私のレポがどこかの妊婦さんのお役に立てたらウレシイです。
今日もゴリラは考えてます🦍
では、また次の記事で。



コメント